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作品

螺鈿蒔絵文箱
「夏の夜」

work

螺鈿蒔絵文箱「夏の夜」らでんまきえふみばこ なつのよる

螺鈿蒔絵文箱らでんまきえふみばこなつよる

国民文化祭 入選

縦28.6cm×横24.2cm×高さ5.8cm

 

縦ラインに並ぶデザインが好きで、鱗文様の蒔絵を地紋に三匹のヤモリを螺鈿で表現した。

鱗文様は三角の連続模様で、朱漆やベンガラ漆などの絵漆を筆で描いて乾かないうちに平目粉という金の板状の粉を蒔く。模様一つ一つを筆で描くのにとても時間がかかる為、その間に漆が乾かないよう絵漆の乾きを遅くする漆の調合に神経を使った。

素地はヒノキで指物